午前3時30分からの放送開始。
ぶっちゃけ何度寝てしまおうかと思ったことか。
そして来週はさらに遅れて3時40分から。
ふざけんな。第12話冒頭は、古きよきゼントラーディ人が現地の言葉で会話。
そういえば昔はこんなだったよな……。
管制官:スカル4へ、フォールド成功
ガリア4エリアへ到着
銀河標準時修正、プラス172.25
アルト:アレが惑星……空が、ある!シェリル一行は無事フォールドを成功させガリア4へと到着。

遠く離れたフロンティア、美星学園のお昼の風景。
ルカ:いよいよ明後日ですよね、ランカさんのファーストライヴルカが食ってるのはファストフードというか、学食……いや購買の物か。
とにかく出来合いのハンバーガーみたいなもの。
ポテトも一緒についてきてるんだから多分そう。
ナナセ:……うんどこか元気のない返事。
食事もおぼつかない。
ミシェル:あれ?もう終わり?
最近元気ないね、ナナセ出来る男ミハエル気がつく人。
彼の後ろには大量の弁当箱が。
恐らくファンの女の子の貢物でしょう。
ラヴレターも一緒にあるし。
そしてそれをしっかり食う辺り、ミシェルも偉い。
ナナセ:ううん、そんなことないけど……ちょっと寂しいかなって
シェリルさんも早乙女くんも、ずっとお休みだしあれだけ突っかかってた割には、実はシェリルのことがそんなに嫌いというわけでもないらしい。
まぁ、あれだけ目立つ人が居なければ寂しいというのはわかりますが。
そしてナナセの食べているものは、お手製の弁当。
なんとも女の子らしいファンシーでファニーな感じ。
ランカを表現してしまう辺り、本当にランカの事が好きなんだなこの人。
ますます百合百合ンなスメルがする。
そして黒髪はアルトで、金髪星目はもしかしたらシェリルだろうか。
ルカ:でも、ランカさんには明後日会えるじゃないですか
それにあえない時間が長いほど、再開が嬉しいって言うし落ち込み気味の愛しのナナセを励まそうと、身振り手振りを交えて力説。
ナナセ:そうだよね、ありがとうルカくんそんな一言とともに笑顔の波状攻撃。
ルカ、陥落。
咥えていた食い物を落としたって気にしないぜ。
ルカ:そ、そんな……ボクは……照れ照れです。
ランカ:じゃああたし、休んだ方がよかったかな?一同:?振り返ればヤツがいる。
ナナセ&ルカ:ランカさん!?ランカ:お休みもらえたの
ファーストライヴの前にゆっくりしなさいって
ナナセ:ランカさーん!そういってナナセはランカに向かって飛び掛る。
ここまで行くと軽く禁断症状入ってますね。
メガネを光らせ笑いながらギュウギュウ抱きしめる。
地面とナナセのボリュームに挟まれたランカは苦しいと訴えるも聞き入れてもらえる様子はない。
そして2人の胸の間でなにやらうごめくものが。
ランカ:あ、こらッそんな声に反応してか、ナナセが体を離すと出てきたのはパンツドロボー。
声をあげようとしたナナセの口を慌てて塞ぎ
ランカ:お願い、ナナちゃん――内緒にしててと手振りで示す。
管制官:間もなく、降下を開始します
アルト:これが、大気の手ごたえ!単独での大気圏降下って物凄く怖いと思うんですけどどうでしょう?
それにしてもVF-25の翼って奇妙な変形しますね。
シャトルはそれに輪をかけて奇妙な変形でしたが。
オゴタイ:ようやく来てくれたか期待に満ちたゼントラン達が盛大にお出迎え。
アルト:こちら、SMSスカル小隊所属、アルト早乙女准尉
シェリル・ノームを護衛してきた
オゴタイ:感謝します、アルト准尉
第33海兵部隊の隊長、オゴタイ少佐です
遠路はるばるご苦労様でした
これで連中も大人しくなる事でしょうオゴタイの視線を追うと、そこにはいかにもガラの悪そうな連中が。
側近:アルマー・ゼントラン(適当に書いてます
"銀河の妖精"シェリル・ノーム嬢に、敬礼!そしてレッドカーペットがしかれ、シャトルの扉が開き、タラップへと足を踏み出したシェリル。
歓声に出迎えられ、笑顔で手を上げる。
ところが階段を折り始めたところでよろめき、最後にはその場で倒れてしまう。
アルト:シェリルッ!グレイス:大丈夫?シェリルグレイスに抱きかかえられつつも、苦しげな呼吸は収まらない。
男の声:おいおい、どーゆーこったよコレは
テムジン:バカにしやがって先ほどのガラの悪い連中である。
テムジン:やっぱりゼントラーディーに聞かせるミーゾーンはないってか?
オゴタイ:ち、違う、これは――ようするに、コイツらがシェリルの慰問コンサートを要求してきたということか。
しかしシェリルの体調不良は誰もが予想し得なかった事。
テムジンの言っている事は言いがかりにも程がある。
そしてなぜかオゴタイは腰が低い。
この基地の最高責任者じゃないんですかね。
テムジン:うるせえ
交渉決裂だなそしてテムジンサイドの兵士達は各々銃を構え発砲。
オゴタイサイドも応戦を始める。
常日頃からこんな状態だったら最悪だ。
クランが忌み嫌うのも無理はない。
もちろん、テムジンみたいなならず者に対してでしょうけど。
アルトも応戦しようとするものの、機先を制され身動きとれず。
テムジン:逃がさないぜ
お前たちには人質っていう大事な役目があるんだライヴスタッフの1人が文字通り掴まれてしまう。
手を握る力を強めると、スタッフは苦悶の声をあげる。
アルト:やめろーッ!もちろん『人質にする』と言ってたからには殺すつもりはなかったんでしょうけど。
それでもやはり見せしめとしてこういうことをしたんでしょう。
お前らなんか簡単に殺せるぞ、と。
アルトの脳裏にはギリアム大尉の最期がよぎったに違いない。
ナナセ:見つかったら、生態系保護法違反で強制ボランティアですよ?強制されたものをボランティアと言うのか些か疑問ですが、それはこの際置いておきましょう。
ランカ:でも、なつかれちゃって
それにこのコ、あたしを慰めてくれたの
アルトくんにプレゼントを渡しに行って、独りぼっちだったときに……
ナナセ:ランカさん……
じゃあ、私も共犯です
罰を受けるときは、一緒ですよ?なんだかナナセはランカのお姉さんみたいだなぁ。
ランカ:わぁッ、ありがとうナナちゃんそういってナナセの胸にダーイブ。
受け止めたナナセもなんだかとても嬉しそう。
やはりユ(以下略
ナナセ:でも、あんまり見かけない子ですね
ランカ:うん、生態マップもざっと見てみたんだけど、全然載ってないんだそんなやり取りを横目で見ていたルカのノートパソコンに新着メッセージが。
ルカ:ミシェル先輩!ガリア4での暴動を知らせるものだろう。

映し出された映像は、ガリア4へ到着するまでにフォールド断層により7日間かかってしまうという現実。
モニカ:断層のせいで、今すぐ駆けつけたとしても、到着は7日後です
ラム:その頃には決着ついてますね深刻な表情のモニカとは逆に、姿勢も表情も軽いラム。
どうにもならないと諦めきっているのかもしれませんが。
ジェフリー:ぬぅ
オズマ:失礼します!
状況は?駆け込んできたオズマが出入り口付近にいたミーナに尋ねる
ミーナ:暴動を起こしている連中は、ほぼ全機のクァドランを抑え、船をよこせと要求しています
さもなくば、シェリル・ノーム以下慰問のクルーの命はないとボビー:なんてことを
オズマ:クソッ
やばい臭いがしてたってのに、単機で行かせた俺のミスだキャシーに目をやると、彼女は頷き返した。
キャシー:これは恐らく、慰問を要求してきた時点からの計画的なものですねジェフリー:ふむ……だが、妙に手際が良すぎる
まるで――キャシー:まるで?ジェフリー:いや……これ以上は語るまいと、帽子を目深にかぶりなおし言葉を濁す。
以前にも似た状況に身を置いた事があるんだろうか。
もしかしたら、それがパイロットをやめる原因になったのかも。
ミシェル:よく言うぜ
シェリルが病気で歌えなくて、それが引き金になったなんて
どうせ口実だろうッランカ:アルトくん……
ねえミシェルくん、助けに行かないの?
アルトくん大変なんでしょ?ミシェル:無理なんだよ……ここからじゃ、絶対に間に合わないランカ:そんな……
あたし、アルトくんにプレゼントも渡せてない
何も言えてないのに、あたし……ルカ:ひとつだけ、方法があるかもしれません
ライヴクルー達が監禁されている場所が映し出される。
先ほど掴まれてしまった人物は、どうやら両腕を骨折してしまった様子。
グレイス:すみません、出発の数日前から体調を崩していたんですけど、どうしてもと聞かなくて……監禁といえど、流石は銀河の妖精か。
ちゃんとベッドが用意されています。
が……。
ゼントランしかいないこの場所に、なんでマイクロンサイズの家具があるんだろうか。
そのベッドの上では、シェリルが苦しそうに喘いでいる。
アルト:ったく、無茶しやがって
体調管理もプロの仕事だろうがお前の目の前でクシャミ連発してたじゃんかよ。
シェリル:その通りね
返す言葉もないわ起き上がろうとするシェリル
アルト:いいから寝てろ!
もう歌ってどうこうなる状況じゃないんだシェリル:だってあたし……プレゼント
あなたに空、を……そこまで言って、アルトの胸にくずおれる。
アルト:グレイス、あんたはこのバカが無茶しないように見張っててくれシェリルをベッドに寝かしつけて。
グレイス:あなたは?
ミシェル:断層の影響を受けない、新型のフォールド機関!?
ルカ:はい、LAIで開発中の物を特別に回してもらいました
実用にはまだ問題が山積みですが、客観時間も主観時間もまったくずれがありません
もし実用化されれば、銀河は今の半分……いや、10分の1の広さになります
ミシェル:ったく……とんでもない物開発してるな、おまえン家
ルカ:くれぐれも、慎重にお願いしますよ?
ミシェル:わーかってるってやはりルカがSMSに所属してるのは、こういう時の利便性があるからか。
LAI側も実戦テストを行えるワケですからね。
実用化には問題が山積みとは言いつつも、
実際にフォールド断層をぶち抜くことは可能な段階まで到達してるようなので
あとは生産コストや量産化についてのあれやこれやということなんでしょうか。
『慎重に』という台詞から、不安定、もしくは非常にデリケートな装置というふうにも推察できますが。
何はともあれ、これで救援に駆けつけることが可能になった。

テムジンは反応弾の保管庫と思しき場所のロックを開錠し、中へと入る。
そして自分と同意見の兵士たちを前に演説。
彼らはマイクロンを快く思っておらず、かつての栄光を取り戻そうと考えているらしい。
鬨の声を挙げ、床を打ち鳴らす。
そこに通信が入る。
どうやら裏で糸を引いてる人物からのよう。
『ここまでは計画どおり』
やはりこれも彼女なのだろうか。

アルトは自分のVF-25を取り戻そうと行動を開始。
途中トレーラに飛び乗ったりして自機へとたどり着く。
起動させようとしたところで、テムジンに発見され囚われの人へと逆もどり。
先ほどの通信がグレイスからのものだとすると、このタイミングのよさも頷けるんですけどね。
なにせこれから自分がどうするかってのを、アルトはグレイスに話してたワケですから。
そして挿入されるフォールド航行しているシーン。
これは恐らくミシェルだな。
側近:SMSの機体が!
オゴタイ:援護しろッ
発砲を許可する!!その一言で、こう着状態であった戦況が再び戦端を開かれた。
テムジン:反応弾の搭載は?
兵士:完了
いつでもいけますぜ!
アルト:貴様、最初からそのつもりで――
テムジン:なあマイクロン、歌ってみろよ
俺たちを止められるかもしれないぜ攻撃は収まるどころか、より激しくないっていく。
側近:もはや、一刻の猶予もありません
艦砲射撃を!逡巡したのちに声をあげる。
オゴタイ:オケアノス、ヴォルトガードラーそこへ奇妙な音楽が鳴り響いてきた。
空を見上げれば一つの光点が降下してくる。
ミシェル:アルト!
お前にバースデープレゼントの配達だッ!!馬鹿でかいエンジンを翼に取り付けたかのようなミシェル機。
降下中にも関わらずキャノピーが開く。
そこから現れたのはステージ衣装に身を包んだランカが。
ランカ:みんな、抱きしめて!
銀河の、果てまで!!エンジンに見えたものは、どうやら途方もない音量を流すためのスピーカだったようです。
出力MAX、さあ歌え。
星間飛行、現在発売中。
そして言葉通り歌で戦いを止めた。
しかしまぁ、これは歌そのものの力というよりは、こんな状況下で歌うなんてのはどこのどいつだ
という少々呆れた感情がその場を支配しつつあったからではないかと思ってしまう。
オゴタイ:誰だ、あの娘
側近:ご存知、ないのですか?
彼女こそ、代役からチャンスを掴み、スターの座を駆け上がっている
"超時空シンデレラ"ランカちゃんです!そんな恥ずかしい台詞をクソ真面目に言わないで……。

アイドルたるもの、自力で星くらい出せないといかんのですよ。
恐らくシェリルの為に用意されたスーテジへと降り立ち歌いつづける。
兵士:ヤック・デカルチャー……ゼントラン達は、次第にランカの魅力へと引き込まれていく。

アイドルたるもの〜以下同文
戦うことよりもランカの歌を聞きたいのか、武器を取り落とし始める兵士たち。
その隙を逃がさずアルトは25を飛翔させる。
テムジン:おい、テメェーッ!!この男にだけは通用しないのか?
平静を保つ男テムジンは、1人アルトの25へ向けて射撃。
そんな彼の思いとは裏腹に、他の兵士はみなランカの虜。
大歓声をあげている。
終いには鼻血を噴出し卒倒するものまで現れる始末。
テムジン:バカどもがッ
飼いならされやがって空気を読まない男は一人クァドランに乗り込み戦いつづける気満々。
テムジン:フッ、コイツさえいなければ無防備に歌うランカに対して照準を定める。
そこで激しい衝撃に見舞われる。
アルト:やらせるかよッ
アルトの25が突っ込んできた。
アルト:諦めろ、貴様の負けだ!!
テムジン:うるせえうるせえ、俺に指図するんじゃねえッ!
ハハハハハッ
文化だ?歌だぁ?
ハッ、笑わせるね
戦いこそが俺たちゼントラーディの命
俺たちの血なんだ!!そしてアルトは"血"というキーワードに敏感に反応してしまう。

思い出されるのは矢三郎兄さんとのやりとり。
約束はブッちぎったものの、感情はそうやすやすと切り離せない。
テムジン:俺たちはそう作られたものだ
そう生きていかずにはいられないんだよ!!
アルト:何が"役者の血"だ
そんなもの知るかよ
俺はッ!!己の中の葛藤を振り切るかのような勢いで弾丸を叩き込み、ナイフを引き抜き留めとばかりに突き込む。
テムジン:覚えておけ……宇宙は、2種類の生き物が生きられるほど、広くは――最期まで言う事は出来ず、海面に激突し、海中に没する。
グレイス:凄いわね、彼女シェリルのプライドはズタズタ。
本来ならあの場に立ち、戦いを収めていたかもしれないのはシェリルだというのに。
それをポッと出の新人に掻っ攫われてしまったのだから。
シーツを握り締める手が痛々しい。
アルト:馬鹿かお前ッ
スーツも着けずに、生身で戦場に出てくるなんてランカ:だって、あのくらいしなきゃ、皆歌を聞いてくれないかなって……そこまで言ってへたり込む。
なんともコケティッシュなペッタンコ座り。
アルト:おいランカ:あれ?
なんか、気が抜けたら、足……アルト:ランカ、お前どうしてここまでして――ランカ:だって、伝えたかったんだもん
ハッピーバースデー、アルトくん!
そしてアルトは念願だった空の飛行を満喫。
後ろには、似合わないヘルメットをかぶったランカも。
ランカ:綺麗だね
このまま、どこまでも飛んでいきたい気分アルト:ああ、そうだな受け答えつつも、頭の中では別の事を考えている。
ミシェル:帰りはお前に任せたぜ、アルト
アルト:え?
ミシェル:忘れたのか?
ランカちゃんのファーストライヴは明日だ
でもって、アレを使えばサムズアップして指し示すのは、ルカが用意してくれた新型フォールドブースター。
アルト:……!?そんなアルトの肩に手を置き
ミシェル:心配すんなって
シェリルはちゃんと連れて帰るから
アルト:しかし……
ミシェル:無茶してここまで来たランカちゃんの気持ち、よく考えろよな元はといえば、シェリルからのプレゼントでこの空に来たのだから、そう簡単に割り切れないのかも。
アルト:その……ランカ
ありがとなランカ:お礼されるような事、してないよ
あたしが勝手に来た、だけだしアルト:でも、お陰で助かったよ
最高のプレゼントだったよ2人の顔が赤いのは、夕日の照り返しだけじゃないんだぜ。
そして苦クッキーを渡すよりも、はるかに良い贈り物ができました。
そんな2人が飛ぶ空を、体調を持ち直したシェリルが見つめている。
元々ランカを出し抜くために用意したこの場。
それを自らの体調不良と、本来なら追いつけるはずもない距離を、ルカとミシェルを味方につけたランンカが
フォールド断層すらもぶち抜いてやってくるだなんて、一体誰が想像しえただろうか。
今回はこの人いいコト無し。
前回はランカに同情したものの、今度はシェリルが可哀想でしかたがない。
本来ならアルトの後席に乗って遊覧飛行を楽しむはずだったのに……。

ランカが口ずさむのは『猫日記』
現在発売中……って、しつこいですか。
アルト:空かぁ……どちらからともなく笑い声をあげる夕暮れ時。
そんな和みムードをつんざく警告音。
機体の各部の異常を告げる。
先ほどまでなんの問題もなく飛行していただけに、アルトは当惑。
どうやらまたしてもランカの歌エネルギーが原因で、何かが引き起こされたようです。
何とか動体着陸し、そこで2人が見つけたものは、なんとマクロス。
そして連想される『愛おぼえていますか』が今回のエンディング。
またしても憎たらしい演出してくれるなぁコノヤロウ。
2週間ぶりのマクロスFだぜイェフー。
来週は3時過ぎに開始ってのは、一体全体なんの冗談だ?
危うく禁断症状がでるところだった(えー
キャシー:シンデレラね、まさにレオン:おやおや
少々刺のある言い方だねキャシー:あら、なんのことかしら?車内で流れていたニュースでは、グラス大統領の会見の模様が映し出されている。
ヒュドラを襲った疫病がどうのとか言っているようです。
つまり、レジェンド・オブ・ゼロにて暴れ回っていたのは、この疫病が原因なのではないだろうかと。
そしてこの疫病は、直接人体に影響を及ぼすものではないという説明ですが、果たして果たして。
だったら何で床に伏せっている病人らしき人物が映し出されていたんでしょうか。
レオン:いずれ12時の鐘が鳴ったら、魔法は解けるレオンは少なからずランカのことを知っているような感じなので、非常に危険な台詞に聞こえます。
必要になれば、ランカをあの地位から引き摺り下ろす事だってやってのけるに違いない。
まぁ、ランカの歌エネルギーでバジュラが活性した前科があるので、
歌いまくって刺激を与えられても困るってなってもおかしくはない。
もしかしたらランカは危険因子、もしくは要注意人物としてマークされてるのかも。
キャシー:違うわ
あの娘はガラスの靴を見つけたのよ、きっとレオン:君が履き損なった?キャシー:履けなかったんじゃなくて、履かなかったの大統領の会見はとつとつと続く。
どうやらヒュドラが大暴れしたせいで、環境にも多かれ少なかれ被害が出ているようで。
あの謎のエージェントが含みを持たせていたので、もし仮に、彼らが意図的にウィルスを流したのだとしたら
内通しているエリンギ頭も知っていることになります。
あのエージェントがギャラクシー所属だと仮定すると、
そういったウィルスを人工的に作り上げる事も決して不可能ではないかと。
キャシー:どうしてガリア4なの?
調査隊を送るにしても、他に有望な星系がありそうなものだけどレオン:ある筋からの情報でね
あの惑星は要注意だとキャシー:ビルラー氏?レオン:どうかな?そんなやり取りをしつつも車は走りつづける。
その横ではランカがファーストライブを告知している。
等間隔に配置されてるらしい。
広告費にいくらか買ってるんだろうか……。
街ではシェリルよりもでかくランカが映しだされている。
やはりギャラクシー出身の歌姫よりも、フロンティア製のアイドルを応援しようってことなんでしょうか。
ランカがバイトをしていたからの起用なのか、娘娘のCM。
まず間違いなくミニスカチャイナとランカのダブル効果で客足アップは間違いない。
私はミニスカチャナイなど認めないけどなッ。
ランカ:みなさん、ありがとうございました撮影が終了したのか、スタッフに笑顔で挨拶。
エルモ:次は、雑誌のインタビューです
急いでー!ランカ:はい
アルトくんへ。
あの映画が公開されてから、なんだか夢見たいな毎日が続いています。
目が回りそうって、きっとこういうことなんだね。
あたしは社長の言うとおり、目の前の事を次々とこなしていくだけで精一杯です。そんな忙しい最中、アルトへメールとは健気なヤツめ。
しっかし、アレですね。
自分の姿がデカデカと街に映し出されているのを、当の本人が見るとどんな気分になるんでしょうね。
エルモ:見て、ランカちゃんランカ:え?そう促されて視線を動かすと、いつぞやシェリルがライヴを行った武道館が見えてくる。
エルモ:もう直ぐですねー、あそこでランカ:うん
嘘みたい、シェリルさんと同じところであたしのファーストライヴなんて
あ、そうだ。
アルトくん、来週誕生日なんだって?
ナナちゃんから聞きました。
パーティーとかするのかな?
その時は休みを貰って必ず行きます。
もちろん、プゼントを持って。エルモ:ランカちゃん
行きますよーランカ:あ、はいメールを打ってるところでしたが、どうやら目的地に到着。
そして結局このメールは送信される事はなかった。

そんな忙しいランカとは逆に、美星学園ではプールでなんだかくつろぎムード。
これは本当に授業なんだろうか。
どうにも『好き勝手にやっていろ』という感じがしなくもない。
ナナセ:ええ?
早乙女くんのところにも、何の連絡もないんですか?アルト:なんで俺の所にくるんだぁ?ナナセ:メールに書いたんです、早乙女くんの誕生日の事ナナセは本当に友達思いだなぁ。
ランカみたいなタイプは、好きな人の誕生日というのを殊更大事にしそうですからね。
現にランカは移動中の車内でそのことを考えていたわけですし。
シェリル:誕生日ぃ?それを耳ざとく聞きつけたハイスクール・クィーン。
シェリル:なによアルト、あんた誕生日なの?アルト:まあなシェリル:へぇ〜おざなりに返事をするアルトに対し、シェリルは何だか面白がってる様子。
ナナセ:だからランカさん、きっと早乙女くんには何かって……思ったんですけどルカ:きっと来ますよ
今はファーストライヴも決まって凄く忙しいだけですよシェリル:それに一番楽しい時でもあるしね
毎日が新しいこと尽くめでそんな風に語るシェリルの後ろでは、シェリルの水着姿をその目に焼き付けようと群がるハイエナどもが。
本来ここまで男に群がられたら、多少なりとも恥ずかしがるのが一般女性だと思うのですが
そこは流石シェリル・ノーム。
むしろ見ろ、好きなだけ見ろと言わんばかりの堂々とした態度。
そんなシェリルには目もくれず、ナナセの巨乳を堪能して、
別世界にトリップしているルカは実にいい表情してます。
しかしシェリルの台詞を深読みすると、『今はそんなに楽しくない』ともとれそう。
ナナセ:そういうものですか?
シェリル:経験者は語るのよアルト:その経験者とやらは、近頃暇らしいなぁ
矢鱈と学校で見かけるが――シェリル:経験の分、時間のやりくりが上手いのよ!!アルトの皮肉に向きになって噛み付く。
図星なのかプライドを傷つけられたのか。
シェリル:言っとくけど、仕事が少なくなったわけじゃ――言葉途中でクシャミを連発。
そんなんで水着になったのかコイツは……。
ランカのせいで仕事が減った、なんてことはシェリルのプライドが許さないだろうなぁ。
そんなシェリルの肩に優しくタオルをかける出来る男ミハエル気の利くヤツ。
シェリル:気が利くわねミシェル:誰かと違ってね軽い男は趣味じゃないと一蹴された相手ですら、気配りの対象として扱うナイス・ガイ。
ミシェル:でも、真面目な話、結構無理してるんじゃない?
ウチの科、それなりにハードだしそして言われた誰かさんは、非常にやる気のない表情。
フェンスの後ろでは、シェリルとミシェルのやり取りに猛烈ジェラシーを燃やしまくる野郎ども。
二酸化炭素排出量に影響を及ぼしかねないボルテージ。
メルトダウンするならせめて宇宙空間に出てやってほしい。
ここまでいくと、ジェラシーというよりは殺気に近い。
シェリル:いい息抜きだわ
それに来週からは、またしばらく来ないツモリだしミシェル:仕事?シェリル:そ
ちょっと珍しいヤツが一つ
キャシー:ガリア4で慰問公演?
シェリルさんが?オズマ:ああ、その護衛任務に人を回せないかと打診があったんだが……丸めた雑誌でポムポムと肩を叩く。
キャシー:受けたの?オズマ:いや
なにせあそこに派遣されている新統合軍の部隊は、かの有名な第33海兵舞台だからなぁキャシー:え?
まさか、あの……ゼントラーディ主体のわずかだが、キャシーの声に震えのようなものが。
あまり良くない噂があるようで。
オズマ:そう、あの部隊だ
妙だよな、最近の政府の動きは
ヒュドラの疫病の件といい、今回の件といい
例の謎のバルキリーについても、だんまりを決め込んでいやがる湯気の立つカップに口をつけ
キャシー:私もちょっと調べてみるわ
色々気になってたしというのは、恐らくエリンギ頭の行動が腑に落ちないというか、怪しい何かを感じているのでしょう。
オズマ:頼むキャシー:気になるって言えば――そう言ったキャシーの視線は、オズマの手の中で丸められた雑誌に注がれる。
キャシー:もう見たの?
映画オズマの視線も雑誌へと動く。
オズマ:いやキャシー:あら?
せっかくランカさん活躍してるのに――オズマ:うるさいッ!
誰がなんと言おうが、俺は絶対に見ないぞ
こんな低俗な映画ッ!!立ち上がり、腕を思い切り振り上げてテーブルへと叩きつける。
表紙はランカのキスシーン。
アルトがスタントをして、ランカとキスをしたというのを知っているのだろうか?
だったら余計に怒りそうだ。

その雑誌を見つめるもう1人。
和装に身を包んだ男性が、車で何処かへ移動中。
その頃美星学園では、放課後なのか休み時間なのか、アルト達が座り込んで談笑中。
ミシェル:へぇー、大気があるんだ、ガリア4って天然の大気というものが、非常に珍しいんでしょうかね。
ルカ:はい
ガリア1は、赤色巨星で4は自転周期と公転周期が一致してるため
常に同じ面をガリア1に向けています
その為、昼の面と夜の面の温度差が激しく、居住には全く適しませんが、
確かに呼吸可能な大気が確認されています。
アルト:そうか……大気が……なにやら感慨深げに呟くお姫様。
ルカ:ここからだと、主観時間でほぼ1日、客観では1週間近くかかってしまいますけどナナセ:それって……ルカ:大きなフールド断層があるんです
そのせいですね
ミシェル:でも慰問なんて珍しいな
この前やったドキュメンタリの第2弾?
アルト:さあなそんなやり取りをしているところ、門の前で先ほどの車が止まる。
ルカ:あれビックリでしたよね
アルト先輩とか出まくりだし
ボクも結構映ってて、兄や弟達に羨ましがられました
ミシェル:何抜かしてんだよ
お前ン家の兄貴たち、経済史に出まくりだろうが
マイクロマシンからフォールド機関まで、の大企業、LAIのお坊ちゃんがこの変の事情が、ルカがSMSに所属している理由になんらかの原因がありそう。
癒着というわけではないでしょうけど、そういった経済的な思惑があるのかと。
校舎正面にあると思われるこの階段からは、なかなかの景色が広がっている。
アルト達をはじめ、学生たちに人気のあるスポットだと思われます。
ルカ:"お坊ちゃん"はやめてくださいよそんな楽しげなやり取りの横では、アルトが深刻な表情で俯いている。
男の声:アルトさんそんな声が聞こえてきた。
声のした方を向けば、和装の男性が立っている。
アルト:兄さん……
ミシェル:あぁ?
ルカ:兄さん?いきなりの登場でルカもミシェルも視聴者もビックリ。
アルトに兄弟がいたとは。
それにしても似てないねぇ。
矢三郎:シェリルとかいうお嬢さんの番組、見ましたよ
元気にやってるようですね
アルト:まあな
矢三郎:それから、コレもそう言って雑誌を示す。
アルト:あ?
矢三郎:嬉しかったですよ
まだ芝居を忘れてなかったんですね
アルト:ただのスタントだ
仕方無しにやっただけの
矢三郎:でも、芝居は芝居です高層エレベーター内での2人のやり取り。
矢三郎が知っているということは、オズマにも知れ渡っている危険性大。
取り残された形の美星学園の面々。
手元のパソコンで、早速先ほどの人物の情報を洗い出すルカ。
ルカ:早乙女矢三郎
早乙女一門の歌舞伎役者で、先輩の兄弟子さんみたいですねナナセ:本物のお兄さんじゃなくて?ルカ:はい
ただ……アルト先輩が家を出たせいで、蘭蔵を襲名する筆頭候補になってるそうです道理で似てないわけだ。
ついでに言うと、矢三郎とは芸名でしょうね。
早乙女直系というわけではないのに、早乙女姓を名乗ってるのですから。
そして高層エレベーターは目的地に着いたようで、そこは展望レストラン。
アルト:わざわざ映画の感想を言いに来たのか?
矢三郎:蘭蔵先生が倒れました
アルト:えっ?
矢三郎:幸い命に別状はなく、マスコミには伏せる事が出来ましたが……
ご無理がたたっている様で、今も自宅に伏せってらっしゃいます
アルト:俺には関係ない
矢三郎:本当にそう思っていますか?
……もうすぐ誕生日ですね
アルト:それが?矢三郎:あなたに、贈り物があります
エルモ:はい、ランカちゃん
頼まれていた、アリーナのチケットですランカ:ありがとうございます、社長エルモ:でもー、どうしてわざわざ?
お友達にも、ご家族にも、わたしの方で手配を――シェリル:直接手渡したい相手が居るのよね?この場に居たのは偶然なのか?
シェリル:期待の新星にどうやらジュースを奢ってるようで。
ランカ:ありがとうございます
これもみんなシェリルさんと――
シェリル:アルトのお陰?
バースデープレゼントでしょ?それ
ランカ:コレだけだと、ちょっとアレかなぁとか思ったりするんで
他にも、一応
シェリル:そう、アイツ喜ぶわよ、きっと
ランカ("アイツ"って呼ぶんだ……)二人称では"あんた"ですが。
ランカ:あ、あの……シェリルさんきっとランカは2人の関係、もしくはシェリルのアルトにたいする気持ちを聞きたかったのかと思われます。
が、言葉の途中でシェリルがコップを取り落とし、頭を押さえてつらそうにする。
立ちくらみだと言い張るが――。

インプラントは超視力。
サーモグラフだって実装済みだ。
ここまで行くと何か埋め込んだというよりは、サイボーグないしはアンドロイドと言った方がいいような感じが。
グレイス:だから無理するなとあれほど……
熱も上がってますよ?
シェリル:なんでもないわ、この程度
グレイス:やっぱり無理よ、慰問の仕事はキャンセルした方がいいんじゃ――
シェリル:行くわ
グレイス:あの噂のせいね
ガリア4にギャラクシーの生き残りが居るかもしれないって
聞かせるべきじゃなかったわ
安全だって保障されないし
シェリル:何度も言わせないで
行くわ!
グレイス:ならちゃんと薬、飲んでもらわないと困ります
シェリル:コレくらい、気合で治してみせるわ熱を出しているのに、水着グラビアの撮影でもあるんだろうか。
もしかしてシェリルは薬が苦手?
いや、好きな人ってのはあまりいないでしょうけど。

そして色々と怪しいエリンギ頭は、またしてもなにやら怪しいやり取りを。
彼の言う"フェアリー"というのはもちろんシェリルのことでしょう。
彼女がガリア4に行くように何かと策を弄しているようで。
クラン:第33海兵部隊?
何故そのような事を聞く
キャシー:今度、慰問公演が行われる事になったの
大尉なら詳しいんじゃないかと思って
クラン:慰問か……確かに連中なら、そんなこと言い出しかねんな
キャシー:と、言うと?
クラン:私やネネは第一次星間大戦の折り、真っ先に人類の味方についたゼントラーディの末裔だ
だが一方で、大戦後に仕方なく人類に下った連中も居る
その両派が常にいがみ合っていて、隊として機能していない"新統合軍の鼻つまみもの"
それが、第33海兵部隊だ
キャシー:噂には聞いていたけど、そんなに酷いの?
クラン:大方ごねたのだろう
娯楽を提供しなければ任務を放棄するとか何とか
まったく……ゼントラーディの恥だ!キャシーが凄まじくエロいんですけど。
いつもより余計にキャプっちまったぜぃ。
そしてクランの視線はキャシーの乳をガン見。
フレンドリーライクに話しているから忘れそうになるけども、クランの方が階級は上なんだよなぁ。
チンクシャ状態だと余計に忘れがちになってしまう。
ランカ:レシピありがとう
今夜は家に帰れそうだから、早速試してみるね
ナナセ:それよりランカさん
ランカ:?
ナナセ:早乙女くんと、連絡とりました?
ランカ:え?まだだけど……
ナナセ:私の気にし過ぎかもしれないんですけど、最近、早乙女くんとシェリルさん
なんと言うか、凄く、仲がいいというか……ランカの脳裏をよぎるのは2人のキス。
ランカ:2人、付き合ってるのかな……やっぱり
ナナセ:それはありません
いえ、それはまだないはずです
でもランカさん
このままボヤボヤしてると、とられちゃいますよ?
いいんですか?
ランカ:いいもなにも、だってアルトくんは……扉を控え目にノックする音が。
エルモ:ランカちゃーん、準備できましたかー?ランカ:はい
じゃあ、お仕事始まっちゃうから、またねナナちゃん
ナナセ:あ、ランカさん!?電話を切ってから鏡を見つめる。
ナナちゃん、いきなりすぎだよ
あたし、アルトくんのこと……今度は自分がキスしたことを思い出す。
でも役に乗っかってやったものだから、カウントしていいものかどうか。
エルモの催促に対して、1分だけ待ってくれといい、アルトに電話。
しかし電話の向うから聞こえてきたのは、なんともぶっきらぼうなアルトの留守を継げるメッセージ。
仕方なくランカはプレゼントを渡したいから、誕生日にグリフィスパートの丘で待っててくれとメッセージを残した。
矢三郎:先生に、約束を取り付けました
誕生日に、あなたが先生のところに顔を見せれば、勘当を解くとこれは単に顔を見せるだけでは終わらないのでしょう。
顔を見せる=戻るという意味ではないのかと。
アルト:余計なお世話だ
俺は自分で望んでパイロットになった
今更――
矢三郎:嘘はおやめなさい!
アルト:!
矢三郎:あの番組を見て、映画を見て、私は確信しました
あなたは演じる事をやめられない
アルト:そんなことはない!!
矢三郎:本当ですか?
今もあなたは演じ続けているというのに
親に反発して、パイロットを目指す青年という役を
アルト:違う!
俺は――
矢三郎:ほら、今も酔ってるんですあなたは
その陳腐な役柄に
もうおよしなさい、格好をつけるのは
あなたは私がどれだけ精進しても得られない、血を受け継いでいるんです
呪いにも似た、役者の血を……矢三郎兄さんの言葉は、どれもとても重たいもの。
アルトも薄々は気付いていたのかもしれないが、改めて指摘されるのはやはり堪えるんでしょうね。

そんな矢三郎兄さんとのやり取りを思い返す。
胸から取り出したお守りを見つめながら。
このお守り、母親からもらったものなんでしょうかね。
そんなアルトに音もなく忍び寄る影。
いきなり背中をつつかれ飛び上がる。
振り返ればヤツがいる。
シェリル:お・ま・た・せ♪アルト:いきなり何しやがる!シェリル:どうしたの?
いつにも増して暗〜い表情して
しかも何よその情けないカッコアルト:お前なぁ、人のことどうこう言える格好か?シェリル:営業よ、営業
あんたの胸板と違って、あたしのは人々に夢と希望を与えるの寄せて上げて、手を離してプルルゥ〜ン。
アルト:ったく、どうすりゃそこまで自信家になれるんだか年頃の男の子であれば目が釘付けになってもおかしくはなさそうなものですが
一度生乳を拝んでいるアルトには大して効果がなかったようで。
いつにも増してしらけた顔をしています。
もしかしたら呆れているのかも。
シェリル:当然でしょ?
あたしはシェリルだものアルト:で、そのシェリル様が何の用だ?
こんな所に呼び出して……シェリル:あんたにプレゼントをあげようと思って
ねえアルト、あなた空を飛んでみたくない?
どこまでも続く、本物の空をその一言で目の色が変わった。

誕生日にせまられたのは3つの選択肢。
矢三郎兄さんが言っていたこと。
ランカの留守電メッセージ。
シェリルから空のプレゼント。
どれもこれも大切な物。
なんだかとても最悪な状況に立たされている。
最悪どれも選ばないという選択肢もありますが、そんなことして得する人間は誰もいない。
第一、主人公がそんなヘタレであっていい道理があるわけない。
矢三郎兄さんはたまたまだったとしても、シェリルはあからさまに狙ってぶつけてきた。
姑息に動き回るのではなく、真正面から『どちらを選ぶか』という勝負をしかけたワケですね。

走るランカ。
エルモ社長からどうにか2時間だけ都合をつけてもらい、約束の場所へ。
不安げに当りを見回すと、人影が見える。
ランカ:アルトくん!喜び勇んで走りよっては見たものの、現れたのはアルトではなくミシェル。
ミシェル:ああ、ランカちゃん
ごめん、アルトじゃなくて
アイツに頼まれてきたんだ
アルトのヤツ、今ごろ――あからさまに落胆の色を隠さないランカ。
ちゃんとあやまるところがミシェルらしい。
自分が悪いわけでもないのに。
そしてこんな嫌な役を引き受けたのも、実に男気がある。
ただ、これはアルトの為ではなく、1人待ちぼうけを食らってしまうであろうランカを慮ってのことだと思われる。
いつだって女性に優しい出来る男ミハエルフェミニスト。
アルト:フォールド・ブースター接続チェック、オールグリーンモニカ:Good luck,Skull4.蘭蔵:そういえば、襲名の件でわしに折り入って話があると言っておったな
……なんだ?
矢三郎:いえ……何でも、ありません
(人は、叶わぬから夢を見るのか、叶わぬから夢なのか……)シェリル:さあ、長旅よ
しっかりついてきなさい、アルトアルト:そっちこそ、遅れるなよ!何もかもを振り切ったかのようなアルトの表情。
それだけ彼にとって、空というのは魅力的な提案だったのでしょう。
シェリル:ありがとう、来てくれてアルト:ん?なんか言ったか?シェリル:なんでもない!客観時間で1週間。
恐らく片道計算だろうから、往復だと最低でも2週間かかることに。
もしかしたらランカのファーストライヴにも間に合わないかもしれない。
やはりライヴチケットと空とでは、餌としての魅力に格差があったか。

そしてやはり怪しげな会話をするエリンギ頭と……やっぱりそうなのかグレイス。
あまり信じたくはないなぁ。
そしてアルトやシェリルを追うようなタイミングで発進した、ブレラが乗っていると思われるVF-27。
ブレラやグレイスの体が、ギャラクシー製であることはほぼ確定したようなものですね。

1人ぽつねんと佇むランカ。
お前は今泣いていい。
シェリル派なのに、なんだかこのランカが物凄く可哀想に見えてしまったぞチクショウめ。
そんなランカの元へやってきたのは、いつぞやシェリルのパンツを掻っ攫っていた謎の生物。
チケットだけだとアレだから、といって用意したのは手作りクッキー。
恐らくナナセとの電話で言っていたレシピとはこのクッキーなのでは。
謎の生物に与えてみると、飛び上がって食いついたので大丈夫だろうと思ったのか。
飛行機の形をしたそれを空に掲げ
ランカ:アルトくん、ハッピーバースデーそれを自分の口にも運んでみると
ランカ:苦ッ!?という一言は、この物悲しさの中で、ランカの健気さがより一層強調されることに。
ああ、ちょっぴり泣きそうでした。
ランカは健気ないい娘だなぁ……。
しかしこの段階でシェリルよりであると、最終的にランカに転びそうで怖い。
いや、この際どちらでもいいか(えー
皆がハッピーになる事はありえないですからね、三角関係の時点で。
それにしても『ありがとう、大好きでした』というランカの台詞が気になってしょうがないぜ。
そしてこのタイミングでEDに『猫日記』を流すとは、随分といい戦略ですな。
フリーズして記事がパァになってから『もういいや』と思ってましたが、
何気に楽しみにされてる方もいるようなので気張ります。
一人相撲だとばかり思ってましたよ自分。
初めてタイトルが3分割になりました。
ぶっちゃけどうでもいいことですが。

いきなりシンの声から始まり、見たことある風景が出てきたもんだから、
一体何が起こってるのか理解できなかった。
画面が切り替わり、映りだしたのはかなりケバイことになってるサラ・ノーム……役のミランダ・メリン。
いつぞやのミス・マクロスでグランプリに輝いたあのお人です。
サラのイメージぶち壊し。
これはなんかもう『ミス・マクロスを使うことは決定してました』ってことなんでしょうかね。
たとえ誰であれ、主演女優は話題性に富んだ人を起用しようって感じか。
それにしたってこれはあんまりだ。
似ているところといえば肌の色だけだよ。
せめてルージュを落としてから出直せと。
どうやらFの世界でZEROの物語を紹介するための映画のようです。
まぁ、この世界では史実であるのでそういった物が映画化されるのは別段おかしくはないですよね。
我々の世界だってそういった映画は五万とあるわけですから。

これは映画の試写会か。
スクリーンに映し出された自分の姿を恥ずかしそうにチラ見するランカが初々しい。
声もマオ・ノームに似せた感じで演技してたのは好感が持てます。
友人は生粋のマオ・ノームのファンでして、このときばかりは『ランカに殺意を覚えた』とのこと。
彼はシェリルよりはランカと言ってましたけどね。
さすがに一番好きなマオを汚されるのは嫌だったのかと。
ランカの友人ということで、ナナセがちゃっかり隣に座ってます。
もしかしたらVIP待遇か!?

時間は巻き戻って映画公開前。
バイト先の娘娘の休憩室でナナセとランカはTV鑑賞。
見ていたのはなんと徹子の部屋!?
黒船来航から往き続けているといわれている彼女がこの時代まで生きていてもなんら不思議はない。
……と、いうことにしておこう。
内容はミランダ・メリンが映画の主演女優でうんたらかんたらというもの。
ナナセ:なんか悔しいですね
こっちは、手渡しのプロモーションしか出来ないのに
ランカ:でもね、エルモさんが言ってたの
歌ってそもそも人から人へ、口伝えに広められるものなんだって
なんか素敵じゃない?
ナナセ:そうですよね
きっといますよ!
あのディスクを見て、ランカさんのことが好きになってくれる人がそんなやり取りをしていると、なにやら賑やかな足音が。
休憩室に飛び込んできたのは先ほど話題に出てきたエルモ・クリダニクその人である。
どうでもいいけど、いつの間にか"社長"から゛エルモさん゛に呼び方が変わってます。
息を切らせながら発した言葉は
エルモ:ニュースですよ!
ビッグニュースです!!
アルト:映画?ランカ:そうなの!
監督さんがね、私のディスクを見て気に入ってくれたんだってアルト:へぇ〜、良かったじゃないか!先ほどのビッグニュースを早速アルトに電話で報告。
なんかもう青臭いスメルが漂ってきそう。
きっとオズマよりも先に連絡したんだろうなぁ……・
そしてテーブルに置かれたのは映画『鳥の人』の台本。
ランカ:でもあたし、今までお芝居なんてしたことないし
ホントに上手く出来るか心配で心配で……アルト:まぁ……ムリだろうなランカ:あー、やっぱり意地悪だよアルトくん
こういうときは嘘でも出来るって言おうよアルト:思わざれば花なり、思えば花ならざりき……ランカ:?アルト:頭で演じようとすれば、必ずどこかに嘘が残る
考えず、ただひたすらに感じて、その役になりきれってことさランカ:すごいや、アルトくん!
お芝居の事もわかるんだアルト:ま、まあな
どっちにしろ、台詞もない端役なんだろ?ランカ:それはそうだけど……そんなベタ甘会話を切り裂く一陣の風ならぬ、声。
シェリル:ちょっとアルト!
いつまで電話してるのッ
出番よ!予想だにしなかった人物の声が聞こえてきてかなりショックなランカ。
しかも相手はあのシェリルだ。
アレだけ仲が良さそうなのを目の前で見せ付けられているんだから胸中穏やかじゃないだろう。
表情も一変。
アルト:わかってる、直ぐ行く!
悪い、軍から広報の仕事が回ってきたんだ
じゃあなランカ:う、うん――シェリルがむすっとした表情をしているのは、単に長電話が気に入らなかったというワケではなさそう。
相手がランカだと知ってて、だと思うんですよね。
うぉぉ、トップアイドルがジェラスィーですよ。
そしてエクスギアがあまりにも似合ってないよ!
一方のアルトくんは、咄嗟の事とは言え、嫌っている父からの教えが口を突いて出てしまったことに悔しさが滲む。
それでもランカの為になればいいとか思っているのなら、さぞ複雑な気分でしょうね。
そしてそしてランカはシェリルと一緒にいるアルトにやきもき。
よろしくやってんじゃねーのかと、そんな風に思ってるに違いない。
ランカ:わぁー、凄い!
島が丸ごとセットになってる映画はいよいよクランクイン。
ランカも撮影場所に船に揺られてやってきました。
ミシェル:ようこそ、マヤン島へ!思いも寄らぬ聞き覚えのある声がした方を見てみれば、そこにはルカとミシェルがにこやかにお出迎え。
ランカ:どうして?ボビー:SMSが撮影に協力してるのよ
ほら、バルキリー出てくるでしょ?たくさんランカ:わぁー嬉しいッ
じゃあもしかしてアルトくんも!?すぐさまアルトが来てるかどうか確認するなんて……露骨過ぎる。
ここまで露骨な女が身近にいたら結構うざいかも。
しかし本当に嬉しいのかねぇ……なんだか安っぽく聞こえるぞランカ。
まぁ、知らない人間に囲まれているよりは、少しでも知り合いが居た方が嬉しいのは確かか。
ボビーが居る事に驚かないのは、メイクを担当しているからでしょうね。
SMSってのは掛け持ちも出来る、平時ではわりと融通の利く企業のようですね。
ミシェル:アイツは別の仕事
色々マズイらしくてねぇあからさまに落胆しているランカに発破をかけるためか
ボビー:さあさあランカちゃん、メイクの続きしましょ?メイクをすれば気分も変わるってモンです。
……たぶん女ってそういう生物。
そんな会話の最中響いてきたのはヘリの轟音。
ローターが巻き起こす風に煽られながら視線を動かす。
ミシェル:お?
主演女優様のお着きだ!主演はヘリにエスコートされてきましたよ。
いくら端役と主演とはいえ、この格差はいかがなものか。
ヘリ1機チャーターして飛ばすのって300万円くらいかかるんでしょう?
映画の制作費のほとんどは俳優へのギャランティーなのは有名な話ですが
だったらなるたけ削れる経費は削るべきかと貧乏人は思ってしまう。

テントでは何やら言い合いが。
ねじ込まれたシェリルの曲が、映画のイメージに合わないから使いたくないとかそんな話。
そんな様子を見ていたランカを目ざとく見つけるミランダ・メリン。
ミランダ:あら?
あなた、ミス・マクロスの――ふぅん
出るの?
役は?
ランカ:マヤンの娘Aです健気に答えるランカが愛らしい。
ミランダ:まぁ素敵絶対わざとだこの女。
心にもないこと言いやがってからに。
ミランダ:私の映画を台無しにしないよう、精々頑張ってちょうだいこれが本音か。
このビッチめ。
それと、お前の映画じゃねーからな。
シェリル:聞き捨てならないわねなんともタイミングよく聞こえてきたシェリルの声。
内容も内容だけに、ミランダに喧嘩吹っかけてるのかと思ったが、どうやらそうではないらしい。
シェリル:妥協であたしの歌が使われるの?向かったのは押し問答の続くテント。
……ピンヒールで砂浜歩くのって相当大変じゃないですか?
スタッフ:あ、ミス・シェリルそんなシェリルに付き従うかのごとくアルトが傍に。
ランカ:え?
アルトくん?戸惑うランカをよそに話は進む。
スタッフ:妥協だなんて、滅相もない!力関係をまざまざと見せ付けられるシーン。
シェリル:冗談よ
この映画の為に書き下ろした曲じゃないんだから、ハマらないのは当然よね
監督さん、なんだったらそのサラの曲、あたしが書きますけれど?監督はなにやら助監督に耳打ち
助監督:少し考えさせてくださいとのことです何故か自分で喋りたがらない人のようだ。
シェリル:必要なら、いつでも言ってください
いい作品を作りましょいつ言われてもそれだけの物を作れるという絶対の自信の表れか。
そしてそれをやってのける実力も兼ね備える。
だからこそ、シェリル・ノームはシェリ・ノームでいられる。
恐れ入る。
ミランダ:シェリルさん!話に加わるタイミングを窺ってたかのような主演女優。
シェリル:あら?声のした方を向けば歩み寄るミランダ……を華麗にスルー。
その後ろのランカに声をかける
シェリル:ちゃんと登ってきてるのね
ランカ:はい!これは先ほどのランカとミランダのやりとりを、実はちゃんと聞いてましたってことですかね。
だから『わたしはアンタなんかに興味はない』とキッパリ態度で示したと見るべきか。
シェリル:ほらアルト、あんたも何か言ってあげなさいよまさか話を振られるとは思ってなかったのか、気まずそうに顔をゆがめる。
アルト:え゛……?
よぉランカ:どうして?ミシェルから『別の仕事』と説明を受けていたのだから、ここに居るとは思ってなかったんでしょうね。
しかもシェリルの護衛みたいなことしてるし。
アルト:命令さ
例のコイツのドキュメンタリも、SMSが全面協力とかで――言葉の端々から『本意じゃない』というニュアンスを滲ませて喋る
助監督:失礼ですが貴方……早乙女アルトさんでは?
アルト:あ?ああ……返事をしたとたん監督にワシッと両手を捕まれた。
助監督:あの、映画に出てくださいませんか!?
アルト:エェッ!?アルトの声はもはや悲鳴に近い。
助監督:見ましたよー、貴方の舞台!
桜姫東文章の桜姫嫌がるアルトをお構いなしに熱く語る助監督。
こういう人種は、一度火がつくと周りが目に入らないのです。
そして蘇る封印していたトラウマのような記憶。
思い切り顔を歪ませる。
ランカ:さくらひめ?そしてまったく会話についていけないランカはキョトンとしている。
一方その頃SMS、マクロス・クォーターでは丁度そのことを話題に女性陣が盛り上がっていた。
ミーナ:あぁーッ、美人!画面に映し出された桜姫の画像を見てはしゃぐミーナ。
モニカ:本当にコレ、アルトくんなの?元から美形とは言えあまりの変わりぶりに半信半疑。
ラム:3年前の公演です
『桜姫東文章』ただ読み上げただけなのか、元から知っていたのか。
キャシー:歌舞伎の演目の中でも、屈指の濡れ場がある作品で、
彼の演じた桜姫は未だに多くのファンを持つそうよ?女形とはいえアルトは男。
濡れ場というからには相手役も……。
歌舞伎の演目がどういったものか知らないので推測するしかないのですが、もしかしたら1人芝居の可能性も。
もしかしたらこれがアルトが逃げ出した原因の一つなんじゃないかと思ってしまう。
なんせ当時は14歳ですからね。
ミーナ:勿体無い
それがどうして戦闘機パイロットに?本人の気など知らずの発言。
キャシー:さあ?
色々あるみたいよ、彼にもそういえばいつの間に仲良くなってるんですかこの人たち。
そして何故未だにクォーターにキャシーがいるんでしょう。
出向の期間は捜索隊が結成された時のみだとばかり思ってましたが、あの辞令はまだ有効だと見るべきか。
しかしアレですね。
監督や助監督、ラムやキャシーの反応を見ると、我々が住んでいる世界よりも
歌舞伎を始めとする畏敬文化財が割と親しまれているようですね。
こっちの世界だとどうにも敷居が高いような気がして。
見てもどうせわからないだろうし。
その点、美星学園の説明でもあったように、文化をとても重要視しているからでしょうね。
土下座するエルモ、困惑するアルト。
エルモ:お願いします!
貴方がでてくれれば、ランカちゃんの出番を増やしてくれるそうなんです!
立ってるだけでいいそうですから、どうか――ジャパニーズ・トラディショナルスタイルである土下座を、
なんでこんな種族も種別もわからないオッサンが知っているのか不思議ですがそれはこの際置いておく。
何よりランカの為にここまで親身に真剣になれるなんて、見た目は胡散臭いが実はかなりいい人っぽいです。
アルトも、年上に土下座されたたままなんて実に気まずいだろう。
アルト:勘弁してくれ
俺はもう、芝居はやめたんだ
しかも女装なんて――流石は桜姫に惚れこんだだけの事はある。
しっかりきっかり条件つけてきました。
これならアルトが嫌がるのもムリはない。
ミシェル:逃げんのか?
アルト:違う!
ミシェル:ランカちゃんの為だぜ?
それに、その方がお前も楽になるんじゃないのか?
色々と
アルト:わかったような口を利くなッ!!そう言ってその場を去っていってしまったアルトに対し、盛大なため息を一発。
ランカ:驚いた
アルトくんが、歌舞伎のお家の跡取だったんなんて
シェリル:そう?
あたしは知ってたけど、触れられたくないみたいだから、突っ込むのをやめてたけど
有名人よ?ランゾー・サオトメはこれは純粋に知っていたから話したことなのか、
それとも『あなたよりアルトの事を知っている』というアピールなのか。
もし後者だとしたら、水面下で既にアルト争奪戦は始まっているのかもしれない。
ついでに言うと、軍から広報の仕事が回されたのも、その辺の事情があるのかもしれないですね。
トップアイドルのシェリルに、桜姫アルト。
見た目だけなら文句無しですから。
ランカ:ルカくんも?ルカ:一応……
先輩、家を継ぐのが嫌で、お父さんと大喧嘩してパイロットになったらしいってランカ:そうなんだ……何故か物凄い残念そう。
隠し事されてたのが気に入らなかったんでしょうかね。
そう呟いてその場を立ち去るランカ。
そしてテントの方ではまたもや問題発生。
シン役の俳優が、水中撮影は契約に含まれていないからやらないと突っぱねている。
泳げなんだな……。
『この撮影呪われてるんじゃないのか?』『カドゥンの呪いですかね?』
こんなやり取りもむなしく聞こえる。
文字通り草葉の陰からその様子を目撃していたアルト。
その表情は何か決心したかのようにも見える。
一方、マオ役を乗せた車が撮影現場へと向かう途中、謎の影に襲われる。

ふらりと立ち去ったランカは、なにやら眺めのいい場所を発見。
ここが気に入ったらしく、持ち歌"アイモ"を歌いだす。
何故か釣り糸を垂れていた監督が、その歌声に気付き、歌い手の姿を探す。
そこには岩場に腰掛け、穏やかな風に揺られ、静に歌うランカの姿が。
どうやら監督に何かを思い立たせたようで、すぐさまボートがとってかえしていく。
釣りどころじゃなくなった。

エリンギ頭は思い切りエージェントな感じの人と怪しげな密会。
そのサイケデリックなアロハはもしかして私服か?
エージェントの声は見た目によらず女性っぽい。
しかも前回VF-27を駆るブレラ・スターンに指示を出していた声にも聞こえる。
そして取り出した青い石。
見た感じ、シェリルのイヤリングについている物と同じように見えます。
この石に意味があるとすると、石を持っていたシェリルにも必然的に意味があるというワケになります。
アルトが戦闘中に紛失してしまったイヤリングを回収したのか(あの場にはブレラがいたし)
もしくは同系統の石が他にもあったのか。
この辺はまだまだ謎だらけですね。

VF-25"メサイア"の前に群がる子供たちに、楽しげに説明するルカ。
考えてみれば、ガウォークだと駐機スペースが狭くて済むんですよね。
離陸もしやすいだろうし。
アルト:おいルカ、ランカ見なかったか?
ルカ:ランカさんなら、岬の方に
アルト:わかったそう言ってランカのところへ行こうとしたアルトの足を止めたのはシェリルの声
シェリル:で?
結局女装するの?アルト:断ったシェリル:なーんだ、残念
せっかく伝説の女形が見られるかと思ったのにその言葉に同意するとでも言いたげな笑みを浮かべるボビーとヘアメイク。
アルト:その代わり、水中撮影のスタントを引き受けてきた
シンの代役だ先ほどの決意を込めた表情の裏はこういうことだったようです。
ルカ:それって、シーン47のことですか!?慌てふためくルカをいぶかしむ。
アルト:あー、そんなことを言ってたなぁどこか投げ遣りな感じ。
ルカ:大胆ですねぇ……シェリル:何が?ルカ:キスシーンがあるんです、マオと
アルト:う゛ッ、エェッ!?顔を真っ赤にして動揺を隠そうともしない。
この様子だとファーストチッスもまだですねアルトくん。
ムフフ。
ルカ:先輩、まさか知らずに……
アルト:知、ってたサァ声が引きつっているのでもうバレバレ。
シェリル:へぇ〜
じゃあ、するんだぁ
キス必要以上に妖艶なポーズでアルトを見る。
のけぞるアルト。
アルト:なんてことないだろ!
キスぐらいなんかもう投げ遣りを通り越してやけっぱち。
立ち去るアルトの背に、意味ありげな視線を送るシェリル。

一方ランカは、先ほどマオ役を乗せた車を襲った動物に襲われかけてます。
エデン原産のヒュドラとか言うらしい。
竜鳥もそうですが、エデンってのはけったいな生物が多いですなぁ。

アルトが助けにくるも、意外とあっさり吹っ飛ばされる。
メサイアに乗れば強いが喧嘩は弱い。
そりゃ、マーシャルアーツの訓練とか受けてなさそうだもんなぁ。
SMSに入ってまだ日も浅いだろうし。
そしてランカはいよいよ絶体絶命。

噛み付かれる寸前のところで、割って入ったのは意外な人物ブレラ・スターン。
ランカに対するストーカー疑惑が浮上しました。
まぁ、何かワケありな感じがするので、純粋なストーキングというよりは密かな護衛といったところですかね。
そうじゃなきゃ己の腕を犠牲にしてまでランカを庇う説明がつきません。
大量の血を噴出しながらも、ヒュドラの顔面を殴り飛ばす。
吹っ飛び方からしてもう人間の力ではない。
そして映し出された傷口は、裏付けるかのように生身の骨ではなく金属フレームが見え隠れ。
VF-27は反応速度からして無人機ではありえない。
しかしエクスギアを装着しても、生身の人間はあのGには耐えられない。
そんな会話がありましたが、無人機でもなければ人間でもない物が乗れば問題解決。
ギャラクシーくらいの技術レベルがあれば、不可能ではないでしょう。
そして腕から収納式のナイフを出し、ヒュドラを一刀両断。
何か意味があるのかと思われたヒュドラですが、ただのトラブルメーカーだったようです。

ようやくダメージから立ち直り、体を起こすアルト。
アルト:誰だ!?
ブレラ:ブレラ・スターンあっさりと答えるのには驚いた。
隠密とか機密とか、そういった概念はないのかこの人(?)には。
それとも、そういった思惑の外にいるのかもしれない。
気絶したままのランカを背負って帰路に着く。
『お前、胸ないなぁ……』『ひどぉーい、あたし気にしてるんだよ?』
などというベタ甘会話が展開されることに期待していたんですが、普通にシリアスシーン。
身じろぎをするランカ。
アルト:目が覚めたか?ランカ:あたし……いきりなり、ヒュドラに
どうして?この疑問はおんぶされてる事になのか、助けに来てくれた事に対してなのか。
アルト:覚えていないのか?ランカ:あっ……もしかしてアルト:あ、いや、俺は……助けに入ったけど吹っ飛ばされて何も出来ませんでした、などとは言えないヨなぁ。
ランカ:ありがとう……いつも、助けてくれるんだね、アルトくんアルトの首に顔を埋めて。
説明するのがめんどくさかったか、真相を言うのが嫌だったのか。
あるいはランカの気持ちを壊したくなかったからなのか、何度も口を開きかけたものの、結局弁解しなかった。
アルト:涙を拭けよ
皆がみてるぞ?事情を知らない人から見たら、どう映るんでしょうね。
1人で居なくなったランカがアルトに負ぶさってるんですから。
ただ甘えてるだけ、に見えなくもない。
そんな中、エルモが1人で大はしゃぎ。
ウルトラスーパービッグニュースがあるという。
ランカ:あたしが、マオを!?先ほどヒュドラに襲われ、到着が困難になったものかと。
エルモ:しかも、ランカちゃんが歌っていた歌を、メインテーマとして使いたいって喜ぶランカの頭に手を乗せ
アルト:よかったじゃないか
これで――待て
お前がマオ役って事は……俺とお前が……キス、することに言ってる途中でことの重大さに気がついた。
顔を真っ赤にして、汗をだらだら流す。
ランカ:キスって……えぇーッ!!??そりゃランカもビックリさ。
ラッキーだとは喜べないだろう。
手傷を負ったブレラは、どこぞと交信中。
声はエリンギと密会してたエージェント?
『お前は過去を取り戻したいのだろう?』
この台詞から推察すると、ブレラは純正アンドロイドでははなく、サイボーグではないのかと。
まぁ、定義づけがどうなってるか詳しく調べてみないとわからないのですが、
一応ココではアンドロイド=全部機械、サイボーグ=元人間ということで。
何らかの事故で大怪我を負い、命を繋ぐ為に機械の体に置き換えた。
その代償に記憶を奪われ、従属させられているってところですかね。
任務を完遂すれば記憶は返す、みたいな。
はたしてそこまで技術がすんでるかどうか。

いきなり降って沸いたビッグチャンス。
逆を言えば、事故に遭った元マオ役には最悪の展開。
しかしアルトとキスシーン。
揺れに揺れ、決心がつかずに悩んでいる様子。
小さな背中に優しく声をかける男と女のハーフ&ハーフ。
ボビー:どうして直ぐ引き受けないの?
アルトちゃんとキスするの、いや?そんなやり取りを遠巻きに見つめるアルト。
そんなアルトに寄り添うシェリル。
シェリル:まだ決心つかないみたいね
アルト:仕方ないだろ、事が事だし簡単そうに言うシェリルと対照的に慎重なアルト。
これが長く芸能生活に身を置いていた人間と、パンピーの違い……とか思いましたが
実はアルトだって芸能生活は決して短くないんだよなぁ。
だとすると、男と女の違いというところですかね。
こういう時の踏ん切りは、女の方がズバッと決めてしまうらしい。
シェリル:そういうアルトはどうなのよ?たぶんコッチが本当に聞きたかったことじゃなかろうか。
ランカ:怖いんです
あたしに出来るのかなって
キスのことも、お芝居のことも
あたし、マオのことよくわからなくって
お姉さんが――サラが好きになった男の人の事を好きになって……
それで自分から、キスまでしちゃってボビー:まだ本気で恋をしたことがないのね、ランカちゃんは言外に『本気で恋をしてしまえば、そんなこと関係ない』と言いたいんでしょうね。
それにしてもよく頭を撫でられる娘だなぁ。
アルト:俺なら、やれるさ一応役者なワケですし。
少しツッケンドンな感じの台詞を吐くアルトを、どこか優しげな瞳で見つめるシェリル。
シェリル:そうよね、たいしたことないものね
キスなんてアルト:ああ
でもアイツにはきっと――言葉を最後まで言う事は出来なかった。
遮ったのはシェリル。
塞いだのは唇。
振り向きざまのアルトの背中に手をやり、自らの唇を押し付ける。
女がするには少々大胆な仕草。
それが強気なシェリルにはよく似合った。
ココでキスをしたのは、アルトの度胸試し?
いやいや、そんなことはないだろう。
ランカよりさきに、アルトの唇を貰っとけ。
勝気で負けず嫌いなシェリルならそう思ったはず。
そんな2人をガン見してしまったランカ。
アルト:シェリル……お前……アルトの肩に手を置いたまま、潤んだ瞳で見つめつづける。
しかし突然噴出し、控え目に笑い始める。
シェリル:本気にした?
やだもー、なにマジになってるのよッ
自分で言ってたじゃない
キスなんて大した事ないって照れ隠しか強がりなのか。
本気にしてしまったのは本人だろうに。
その隠しきれない照れ顔は、画面の前の男ども魅了したに違いない。
俺はお前にゾッコンLOVEだ。
笑いながら駆け出し、向きになって追いかけようとするアルト。

そんな2人をこの世の終わりを見たかのような顔で見ていたランカ。
スクッと立ち上がったランカをボビーは訝しがる。
それには何も言わずに監督の元へ。
そして告げる、マオ役をやる、と。
もしかしたらシェリルはランカを焚き付けるために先にキスしたのかもしれません。
考えすぎかもしれませんが。
だとしたら、優しいのか小悪魔なのか。
手段が手段だっただけに、誰にでも簡単にできることではないだろうに。
いくら演技に慣れたシェリルと言えど、自らどうでもいい男とキスするほど安っぽい女じゃないハズ。
ランカの決意を込めた瞳は揺ぎ無い。
アルト:本当に、いいのか?やはりランカもファーストキスか。
ファーストキスを大事にするというのは日本人特有の考えかと思いますし、
この時代まで脈々と受け継がれているかと問われれば疑問の余地が残りますが、
そういう前提にしておかないと話が進まない。
ランカ:今ならわかる気がするの
マオの気持ちが脳裏をよぎるのは、アルトがシェリルとキスしたところ。
憧れの存在を姉に見立てたというワケですか。
『キミは誰とKissをする?』トライアングラーの歌詞の一節が、こうして絡んでまいりました。

撮影シーンからキスシーン。
キスをした瞬間カメラが引けば、そこは冒頭の試写会(?)の場面。
ランカとナナセの顔は真っ赤。
ああ、きっとナナセもオズマもキスの相手がアルトだなんて知らないんだろうなぁ。
ランカの性格だと、言いふらすようにも思えませんし。
真実を知った時のオズマ兄さんの反応が気になる。
ある種傷物にしてしまったので、やはり反応弾で蒸発させられてしまうんだろうか。
だとしたら、知られないほうがいいね、アルト姫。
オズマ:因縁か……
お前がドクター・マオの役をやるなんてなオズマの独り言は、またしても謎を呼ぶようなもの。
どうやらオズマはランカのことでまだまだ秘密にしていることがありそう。
そしてドクター・マオというのはやはりマオ・ノームの事でしょう。
黒柳徹子に比べたら、まだ存命の可能性が高いですし。
そこで因縁があるとするなら、ランカにもまた非常に重要な何かがあるとしか思えない。
単なる女の子じゃないという意味で。
ランカの記憶に残っていたアイモを、ブレラが知っていたというのも気になりますしね。
落下するVF-0フェニックス。
そこから映画のエンドロールに突入する一連の流れは見事としか言いようがなかったです。
そして映画のエンドロールに思わせておいて、今回のエンディング。

それで終わりかと思ったら、やっぱりそれは映画のエンドロール。
BIRD HUMAN -鳥の人-
スクリーンにその文字が映し出されると同時に拍手喝采。
ステージがライトアップされ、司会と思しき人物が進み出てくる。
司会:それでは、出演者の方々にご挨拶を頂きましょうミランダの隣にはシェリルの姿も。
ここに居るということは、当然出演したということになるワケで。
役柄は、アリエス・ターナー辺りですかね。
他に女性キャストって……男女のパイロットがいたけど、シェリルのイメージじゃないからそれはないか。
と、なると、ロイ・フォッカーはどんな人物が演じたんだろうか。
非常に気になるところ。
ミランダの紹介が終わり続いては
司会:そして、マオ役を射止め、フレッシュな歌声で我々を魅了してくれたミス・ランカ・リー!そんな言葉とともに、観客席の一点がスポットライトで照らし出される。
何故最初からステージ上にいないで、客席で一観客になっていたのかちょっと不思議。
もしかしたら、舞台挨拶は無しと伝え、実はしっかり紹介するというサプライズを用意しておいたのかも。
ナナセは我が事の様に喜んでいる。
何が起こったのかわからないようなランカ。
観客はスタンティングオベーションだ。
主演のミランダのときよりも拍手が大きい。
あんなデカイ態度を取っていたが、やはりけばいサラはダメだったか。
結果的にランカをスターダムへと押し上げる当て馬、記念すべき踏み台の一段目になってしまった。
いい気味だ。
シェリル:応えてあげなさい
皆あなたを呼んでいるのよステージの上から声をかけるシェリル。
ステージから見下ろせる距離にいたということは、やはりVIP待遇だったんだな。
それでも呆然としているランカの前に、スッと差し出される手。
そこにはサングラスを外した監督が。
監督:昨日までの君は何者でもなかった
伝説は今、ここから始まる今まで一言も喋らなかった監督が始めて口を開く。
しかも何気にカッコイイ台詞。
監督の手を取りステージへ上がり、大きな拍手喝采をその小さな体で浴びる。
その存在は、この会場にいるだれよりも大きなものになった事でしょう。
そして今回のシェリル・ザ・ベストショット。

せっかくなので大きめに。
私はランカがどれだけビッグになろうと、物語の主軸になろうと、
シェリルのファンをやめないと、今ココに宣言しておこう。
自分と同感の者は一歩前へ!
こんだけ勢いがついたというのに来週は放送なしだなんてどんな仕打ちだチクショウッ!!
そして今回表立って登場しなかったハズのグレイス・オコナーの名前がしっかりとスタッフロールに。
これは一体どういうことでしょうね?
どこかに紛れていたってことだろうか。
だとしたらあのエージェントが怪しい。
ミスリードであってくれ。
3時間以上かけていつものように書いていましたが、マシンがフリーズして台無し。
今更同じ事をもう一度繰り返すだけの気力はないので省略。
一度こういうことをしてしまうと締まりが悪いので、今後もこんな感じで。
ついてねぇ。
やる気失せたーもうどうにでもしてくれ。


とにかくシェリルが可愛かった……。




せっかくなので、ZEROと並べてみた。
葉の影や、ゴーグルに水がたまるところまで同じなのな。
すごい再現度だ。
記者:いや〜、素晴らしい!
まさに妖精だ
こちらに視線貰えますか?ミス・シェリルなにやら撮影スタッフに囲まれて、ポーズを決めるシェリル嬢。
美星学園に編入したことの取材かなんかだろうか。
フロンティアきっての名門校に、そう簡単にアイドルなんかが入れるものかなぁとか思いましたけど
学校側としては『あのシェリルも在校』という格好の宣伝材料が手に入るのだから
政治としては割かしすんなり通りそうな話ではないかと思い直す。
アルト:ドキュメンタリーだかなんだか知らないが、なんで俺たちの練習の時間が削られなきゃなんねーんだ空に向かって愚痴をこぼす。
当然ルカ以外に聞いてる人間がいるなんて思ってもいない。
グレイス:感謝するわ、あなた方の練習時間を譲ってくださってところが食えない女グレイスはしっかり聞いてました。
しかも大人の貫禄か。
そんなアルトの言葉もサラリと受け流し、皮肉げに返すのだからやはり食えない。
アルト:何ッ!?アルトもこれが心から言っている言葉ではないと感じたのか、やや激昂気味。
ミハエル:彼方のように美しい方がお困りだと聞いたら、放ってはおけませんよ
ミス・グレイスそんなアルトとグレイスの間に文字通り割って入ったこの男。
グレイス:まぁッ、お世辞がお上手ミハエル:お世辞なんかじゃありません
本当にお美しいグレイス:えーと……ミハエル:"ミシェル"と、親しい友人は皆そう呼びますグレイス:ミシェル……ブラン……ミハエルは"ミシェル"としか言ってないにも関わらず、ほんのわずかの間を空けるだけで
フルネームを看破して見せた食えない女グレイス。
これは以前からミハエルのことを(存在だけでも)知っていたのか、
電脳空間で情報をハッキングなり検索するなりして突き止めたのかは当のグレイスにしかわからない。
個人的には後者が有力かと思うんですけどね。
まぁ、前者だって(後に明かされますが)ゴシップ記事を読んで知っていたとしても可笑しくはない。
ただ、ミハエルが未成年であることを考えると、そこまで情報開示がされていたとも思えない。
この世界の法律がどうなっていたのかわかりませんが。
17歳で成人みたいな話がありましたが、おそらく例の事件があったのは
ミハエルがもっと小さかった頃かと推察できますので。
グレイス:そう、あなたが……ミハエル:僕のことをご存知だとは、光栄だなぁ真相を知らぬミハエルは、ただ自分のことを知っていて嬉しいというそぶりを見せる。
恐らくいつもお姉様方を落とす時にはこんな感じなんでしょう。
アルトが舌打ちしていたことからも、なんとなくそうなんじゃないかなーと勘ぐってしまう。
グレイス:あの、残念だったわね……お姉さんところがグレイスは"事件"のことも知っていた。
ミハエルの方は、まさかその話題を持ち出されるとは思ってなかったのか驚愕の表情を浮かべる。
知っている人が少ないからこそのものなのか、触れて欲しくない話題をだされた事に対するものなのか。
重ねて言いますが、今知ったのか、知っていたのかは不明。
ただ、グレイスなら簡単に情報を引き出せるんじゃないかとも思えるんですよ。

哨戒飛行任務中
アルト:おいミハエル
なんで俺たちの班にシェリルなんか入れた?
ルカ:やめましょうよ、アルト先輩
今、一応任務中なんですからグレイスに姉の一件を持ち出されたのがよほど堪えたのか。
アルトの罵倒にもボーッと聞き流している。
アルト:いい加減コイツの適当なやり方には頭にきてんだ
答えろよ、ミハエル
お前がシェリルのマネージャーを口説く出汁にしようとか、そんな半端な理由なら承知しないぜ
ミハエル:ギャーギャーうるせえなッ!!ところが流石にカチンときたのか怒鳴り声で言い返す。
もしかしたら、グレイスが狙いではなく、アルトとシェリルをくっつけようと面白半分でやったことなのかも。
ミハエル:半端なのはどっちだよ?
家から逃げて、父親から逃げて、趣味で戦争やってるお姫様が
アルト:ミハエル、てめぇッ!!まさに売り言葉に買い言葉。
こういうのは一度戦端が切り開かれると、どちらも後に引けないから性質が悪い。
プライドとしてそう簡単に謝る――負けを認めることは難しいから。
こうなるともう最初の論点が何だかわからなくなり、ただの罵倒合戦に成り果てるのがオチ。
そんな険悪なムードに割って入った通信音。
新統合軍パイロット:メーデー!メーデー!
こちら新統合軍、アンバーシリー
バジュラと遭遇した、救援を求む!!流石にこうなってまで言い合いを続けることはなく、2人とも一旦口論は止め、救援へと向かう。
アルト:俺がおさえる!
誰が趣味で戦争なんかやるかッアタッカーのアルトはバジュラとドッグファイト。
ミハエル:ルカ、ゴーストのデータ回してくれ
ルカ:了解バックアップのミハエルは狙撃ポイントを探す。
この台詞から推測すると、メサイアはゴーストのデータとリンクして、より精密な射撃が可能なのでしょう。
ミハエル:あの馬鹿が囮になってるうちに、俺が狙撃で片付ける!狙撃姿勢としてはもっとも安定しているプローン体勢。
安定しているけども、長時間やるには物凄く疲れる。
しかし本物のスナイパーは、この姿勢で酷い時には1週間過ごしたりすることもあるんだとか。
個人的には、メサイアのあの形状でこの姿勢をスムーズにやってのけたことに驚いてますが。
もちろん、CGの技術的にという意味で。
ミハエル:アルト!
バジュラの動きを封じろ!!
狙いが定まらねえ
アルト:わかってるよ、うるせえな!!あんなやり取りがあった後だからか、命令口調に反発したくなる気持ちもわからなくはない。
どうにも喧嘩の延長線上な感じのやり取り。
アルトはナイフを引き抜きバジュラへ飛び掛り、そこでようやく動きをおさえる。
ミハエル:そのまま押さえてろ
今片付けてやる!
アルト:お前の援護なんているかッ!
俺1人でやれる!!アルトのこの独断専行というか、突出気味な態度性格は、
軍隊の作戦行動に置いては致命的なんじゃないだろうかと思わずにはいられない。
もっとも、ミハエルをライバル視しているからの言動だと捉えることもできるワケですが。
ミハエル:フッ、任せろよ
俺は女も弾も、一発必中さカッコイイ。
カッコイイけど、アレしても一発必中だったらかなり問題だよミシェルくん。
ちゃんとゴムつけようね。
そしてターゲットをロック。
不適に微笑んだまさにその時、グレイスの言葉が脳裏をよぎる。
――残念だったわね、お姉さんそのまま硬直してしまうミハエル。
ルカ:ミシェル先輩、バジュラが!一向に撃つ気配がないルカが声をかけ、ようやく我に返り引き金を引くも、
同時に運悪くアルトとバジュラの姿勢が崩れた。
ミハエルの放った一撃は、アルト機の頭部をギリギリのところで掠めた。
アルトが咄嗟に避けたのか、運良く外れたのか。
どちらにしてもやられた方はたまったものじゃない。
ミハエルも、自分のやらかした失態が信じられないといった様子。
その間にバジュラは離脱。
アルト:ミハエル、てめぇッ!!
味方を撃つなんてどういうツモリだよッ!!
一発必中って吹いてたクセに
わざとやったのか!?喧嘩してたもんなぁ……こう疑うのもまた致し方ないことかもしれない。
ミハエル:んなわけないだろッ!!こちらも当然否定する。
確実に殺せる道具を持ちながら、わざとこんな事をするのは正気の沙汰じゃない。
いくら喧嘩していて腹が立ったからといえど、そこまでやるほどおバカじゃありんせん。
アルトはもう少し仲間を信頼してもいいんじゃないでしょうか。

フロンティア大統領府と思われる建物の一室で、なにやら会議中。
先の戦闘にも加わったからか、マクロス・クォーター艦長ジェフリー・ワイルダーの姿も。
バジュラの巣、あるいは前進基地があるのではないか。
だとしたらどうするか。
そんな内容。
インプラントを駆使して、それを盗み見するグレイス女史。
シェリルのマネージャーであるはずの彼女が、興味本位でこんな会議を調べるなんてこと不自然。
何か裏がありそう。
そして、インプラントしている人間、皆が皆ここまでハッキングに長けているというのもまた疑問を感じる。
やはりグレイスが特注モデルか何かだと考えるのが妥当ですかね。
それも、特別な目的があって製造されたような。

SMSレクリエーションルームにて。
ネネ:やですね、最近
出動が多くて
クラン:何を言う、ネーネ
バジュラ相手ならまだ気楽だろうが
ネネ:え?
クラン:我々の先代は、同朋のゼントラーディと戦ったんだぞ
皆が人類共存の道を選んだわけではないのだアルト:フレンドリー・ファイヤなんて冗談じゃないぜそんな会話の最中、聞こえてきたアルトの声。
アルト:俺を殺す気かよ?
何シカトしてんだよ?
なんとか言ってみろよッ!!視線を動かせばそこにはミハエルに掴みかかるアルトの姿が。
ルカ:ダメです、アルト先輩
ミスは誰にでもありますよ仲裁に入るルカ。
民間とは言え軍事組織。
規律を乱すような私闘はやはり処罰の対象か。
もちろんルカが止めに入ったのは、大好きな先輩同士に喧嘩なんかして欲しくないということもあるんでしょうが。
アルト:ミスで殺されてたまるかよッルカの言い分もアルトの言い分も、どちらもまた正しい。
ただこの場合だとアルトの方が切実だ。
アルト:それにコイツはミスなんてしない!
狙撃のセンスは姉貴譲りって自慢してたんだからなぁ
誤射も血筋かぁッ!?
ミハエル:……ッ!!
てめぇぇぇぇッ!!!!恐らく最後の一言にブッちぎれてしまったのでしょう。
先に手を出してしまったのはミハエル。
アルトの頬に左フックが決まる。
よほど姉の事をバカにされるのがイヤなようですね。
ミハエル:もういっぺん言ってみろよ
アルト:何度でも言ってやらぁッ!!アルトの台詞から察するに、"事件"のことは割と一般的に知れ渡っているようで。
だからこそ、今更大好きな姉が悪し様に言われるのには堪えられないということか。
と、なると、グレイスもゴシップで知ったんでしょうかね。
肉を殴打する鈍い音が響く。
険悪で暴力的なやり取りに、ネネはクランの背中に顔を埋めて震えている。
ミハエルがアルトのマウントをとった後は一方的にアルトを殴りつづけた。
その目じりには薄っすらと光るものが。
姉を悪し様に言われた事が悲しいのか。
それとも、許せないのは自分の犯したミスか、ミスを犯した自分か。
おそらく吹き出たやりきれない感情を、アルトにぶつけてしまったんでしょう。
カナリア:全治2週間怪我の手当てをして、優しく頬に手を添える。
カナリア:ミシェルか?それは殴られた痕なので、傷を指してのことだったのかも。
カナリア:ふっ、派手にやったようだな、随分どこか楽しげ。
男はこのくらいやんちゃな方がいいとか思ってるタイプに見える。
アルト:いい加減なんだよ、どいつもこいつも
コソコソ影から撃つだけで、それすら出来ないヤツが……
金稼いで女にモテたいだけなら、とっとと二種免とって旅客機でも飛ばせばいい!
なんだってアイツこんな所に居やがるッ!一方的に殴られたのがよほど頭にきたのか、口を開けば愚痴が出る。
狙撃の腕は認めているものの、悔しいからこんなに悪く言ってしまう。
恐らく勢いに任せて言ってるだけなんでしょうけど。
そんなアルトを冷ややかに見つめるルカが印象的。
カナリア:理由が必要か?話を聞くのも医者の仕事。
アルト:え?カナリア:皆、基本的に訳有りだ
同じだろ?お前も心当たりがあるからなのか、それ以上何も言わなくなってしまう。

苛立ちを紛らわす為か、やり場なのない怒りをぶつけるためか、黙々と射撃訓練をするミハエル。
だが脳裏には姉の記憶ばかりが浮かび上がり集中できない。
当然射撃の結果も満足いくわけなく、苛立ちがさらに募る。

そんな様子を見ていたクラン。
クラン:眠れないのか?ミハエル:お節介なら勘弁してくれ、クラン
相手する気分じゃないクラン:私は、ただ……
お前が、ジェシカの事で……ミハエル:関係ない
たぶん、寝付けないのは一人寝が寂しいせいかもな努めておどけた感じに振舞う。
クラン:またお前はそう言うこれもまた、いつものことなのか。
ミハエル:それとも何ぃ?
クラン、お前が今夜相手してくれるとでも言うのか?クラン:なっ……!?この一言でクランの頬に朱がさす。
見た目の割に、意外と初心なのかも。
ミハエル:っと、無理か
マイクローンになったお前に手ぇ出したら、淫行罪で捕まっちまう自分の容姿をバカにしたことに対してか、
おどけた振りが痛々しかったからか、
自分の気持ちを汲んでくれないからか
ミハエル機の頭を張り飛ばし、『バカ!』と言い残し飛び去ってしまう。
演出の為なんでしょうけれど、いくら人型とは言え人間じみた仕草をするのって、どうにも不自然な気が。
だって、パイロットはその動作をするためにわざわざコントロールするワケじゃないですか。
いちいち文句垂れるのにそんな面倒くさいことはしないかと。
ま、これをやらないと、絵的に動きがなくて詰まらないというのも事実なんですけど。
アルト:ギャラクシーを忘れさせないため?宿舎で電話中。
シェリル:そ、大衆ってのは移り気で忘れっぽいからね電話の相手はご主人様(もういいっちゅねん
部屋のモニタにはちょうどシェリルのCMが。
『銀河の妖精 故郷のために銃を取る!』
でもなんでSMSの戦闘服着てるんだろうか。
シェリル:これならインパクトあるでしょ?アルト:ダサくてなシェリル:なっ……
おだまり!
それに一度、学校ってのにも行ってみたかったしアルト:一度?シェリル:フ、フロンティアのって意味よアルト達にとっては、学校に行くのは当たり前。
しかし、身寄りがないと言っていたシェリルが、まともに学校に通うことが出来たかというと疑問になる。
そして一般的に学校に行くのは当たり前だから、それすら許されなかった事を知られるのが嫌なのか。
慌てて付け足した言葉がなにやら悲しい。
シェリル:だいたい、そういうアンタはどうなの?
もう軍隊に入ってるクセにアルト:軍隊じゃない、SMSだシェリル:あたしから見れば同じよ膝を抱えて座り、つま先がピコピコ動いてるのが可愛らしい。
シェリル:なのに何で学校にきてるワケ?
っていうか、そもそもなんでSMSに入ったのよ?確かにシェリルの疑問ももっともだ。
アレだけ立派な企業であれば、そのまま就職してしまってもなんら問題なさそう。
アルトの場合、保護者の同意は得ていないでしょうけど。
